セミナー受講のメリットを最大化しよう|信頼と情報を得られる方法

コロナ渦を機に、オンラインセミナーの数が非常に多くなりました。

どこに住んでいても、どこで開催されるにしても、興味のあるものには積極的に参加できるようになりましたね。

セミナー会場を手配する必要がなく、人数制限をする必要もなくなったので、安価な受講料のものから無料のものもありますし、メールでぽちっと簡単に申し込めるのもメリットのひとつです。

ところが、その手軽さゆえ、信用を落としている人もいますし、同じ講義を受けるにしても人によって得られるものの差が生まれているのも現実です。

目次

欠席連絡は最低限のマナー

連絡

時と場合、規模によるかもしれませんが、セミナー等の講習会に参加表明をしたものの、のちに欠席せざるを得ない状況になったら、きちんと欠席連絡をしましょう。

坂本

セミナーに限らず、コミュニティ(サークル)のイベントでも同じです。

…これ、書いていて当たり前すぎて手が震えるんですけども(笑)、はっきり言って、一人が欠席しても基本的には“全体には”何の影響もありません。

もしかしたら講師が「このグループでワークに取り組んでもらおうと思っていた」とか「ペアでやってほしいことがあったから、参加者を偶数で締め切っていた」という事情はあるかもしれませんが、これくらいのことは講師が何とかします。

迷惑がかかるとすれば、「参加すると言っていたのに来ない…どこかで事故にでも遭ったのかな?」とか「zoomのURLを送れていなかったのかな?」といったことを、講師や主催者が心配するということです。

50名とか100名とかの大勢が参加するものであればたいして気にされないと思いますが、特に少人数制とか、コミュニティ内でのイベントの場合で、「来ると言っていたのに来なかった」というのは、イベントが終わった後でもモヤモヤ気になるんですね。どうしたんだろうって。

ただ、本音としては(心配も本当の気持ちですが)、参加すると言って欠席したら、その本人が『ドタキャンする』として認定されますよってことです。

坂本

人間関係って気が合うとかよりも、まずは信頼関係だと思うんですね。

相性がそれほどよくなくても、とにかく休まず会社に来る人なら安心はできるじゃないですか。

信頼関係が危うい状態では気が合うも何も始まりません。

信頼を失うことの方が簡単で、しかも一瞬です。

「またこういうことをするかもしれない」と、相手を不安にし、ドタキャンした人の信用はガタ落ちです。

オンラインだと席の確保が不要なことから、出席連絡すらいらないセミナーやイベントもあるので、そういうのは出欠連絡の必要性は全くありません(事前にアナウンスがあるはずです)。

繰り返しますが、「行くと言ったのに、行かない」というのは信頼を失うことになるので(平たく言えば、嘘をついたことになりますよね)、事後報告になったとしても一報入れるようにしましょう。

主旨を理解しよう

理解

予定通りにセミナーに参加し、学びを深めたところで最後に質疑応答の時間を設けられることがよくあります。

坂本

以前、私が参加した勉強会で、このようなことがありました。

それは大学教授が様々な論文や実験データをもとに、「水溶性食物繊維はこういう理屈で腸に必要だ」を説明してくださった60分講義が終わったときでした。主催者が質問を受け付けますとおっしゃった瞬間に、このような質問が出てきたのです。

受講者

オリゴ糖は(腸に)いいですか?

参加者の顔が見えない形でのオンラインセミナーだったのですが、誰が聞いたんだろうと自分の耳を疑いました。

この60分講義の主旨は、水溶性食物繊維がどういう理屈で腸にとって必要なのかということであり、腸にいい栄養や食材は何か?というものではありません。

講師を務めた教授は「オリゴ糖もいいですよ」と前置きした後、「ただ、私が研究したのは水溶性食物繊維なので…」と、念押しし、「オリゴ糖に関しては、それもいいですよとしか言えないのが現状です」という旨をお伝えになっていました。

坂本

もう、これしか言いようがないですよね

質疑応答時間では、もちろん自分の聞きたいことを聞いていいのですが、そもそも今回の主旨や講義のテーマは何なのかを頭に入れていたら、こんな的外れな質問をすることはありません。

「腸にいい食べ物ってなんだろう」という頭で聞いていると、「なんでこの教授は水溶性食物繊維のことしか話さないんだろう」と思うかもしれないし、それがどういう理屈で腸にいいかというマニアックな話し(結構専門的で難しい話しでした)は理解できないかと思います。

テーマを理解しているかどうかで、同じ60分を過ごしても得られる情報が違ってしまうんですよね。

アンケートには答えよう

アンケート

セミナー受講後によく「アンケートにご協力をお願いします」って言われますよね。

セミナー会場ではすでに手元にアンケート用紙が配られているでしょうし、オンラインであれば、セミナーのラストや翌日とかに、アンケートの入力フォームが送られてくるでしょう。

坂本

参加したらぜひ、アンケートには答えるようにしてください。

主催者や講師にとってみれば、参加者の声ほど貴重なものはありません。

わかりにくかったとか、聞き取りづらかったといった、言いにくいことも書いて差し上げると、気づきになりますし、○○という例え話はわかりやすかった!というような感想は励みになります。

そして、講師から有益な情報をいただくことができたと思ったら、アンケートに答えるというのは、それに応えるという姿勢にもなります。

もらったら返す…一見、些細なことのようにも見えますが、受講しての感想を伝える機会があるのなら、一言でもいいので伝えていきましょう。

インプットしたらアウトプットしよう

アウトプット

さあ、セミナーに参加して全て終えたら、もうひと仕事です。インプットしたことをアウトプットしていきましょう!

ここで注意したいのは、有料で得た情報をそのまま出さないということです。

お金を払ったからこそ得られたものを、あなたが講師の代わりにその他大勢の人に勝手に伝えるのは違います。

坂本

講師にも他の参加者にも失礼です。良かれと思って…も通用しないので、十分気をつけてくださいね。

では、どういうことを出せばいいのかというと、そのセミナーが告知されるにあたり、公にされていた情報(セミナータイトルや、どんな内容のことを学ぶのか等)と、それを受講しての自分の感想を出します。

インスタやTwitter、ブログなど、SNSで講師のアカウントがわかっていたら、講師もメンション(タグ付け)しておくと、その感想が講師にも伝わるので喜ばれます。

SNSを使わなくとも、例えば家族に話してみるとか、改めてノートに清書してみるなどして、自分の頭に入れたものを一旦出す作業をする(言語化する)ことができて初めて、「学んだ」「理解した」と言えます。

時間とお金をかけたにもかかわらず、現在地が変わらない…と感じている方は、アウトプットする習慣をつけましょう。

聞いたときには「わかった!」と思っても、自分で言語化できなければ、日本語を理解しただけで、本質的な部分の理解には到達していません。

講師が話したことを要約して自分の言葉で人に伝えることができてこそ、「理解した」のレベルに達します。

例えば「アロマの勉強をしたけれど、家族はアロマのことを何にも知らないから、私が話してもわかるはずがない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

アウトプットしようと思っても、その内容が相手にとっては専門外のことであったら、専門用語を省いて説明する工夫をしてみましょう。

そうすることを繰り返すと、いろんな言い回しができるようになり、誰にでもわかりやすく伝える力が身につきます。

本当にすごい人というのは、難しいことをわかりやすく伝えられる人です。

坂本

難しいことを、そのまま難しく(横文字ばかりとか)言っちゃうのは、理解していないか、自分をすごい人だと見せたいだけかですよ。笑

まとめ

ひとつのセミナーを受講するにしても、見えないところ(頭の中や受講後の行動)で、受講内容を自分のモノにするかはその人次第です。

インプットするときから、アウトプットすることを前提として見聞きする姿勢も大切で、そうすると、「誰に伝えるのか」を想定した上で聞くので、要所要所をおさえて効率よく聞くことができるはずです。

  • 出欠連絡で信用を落とさない
  • 主旨を理解する
  • アンケートを通して感想を伝えよう
  • すぐにアウトプットしよう

溢れる情報をうまく活用していけるように、受講する際にはこの4つに気をつけてみてくださいね。

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この記事を書いた人

兵庫県生まれ、大阪在住。話し方&書き方講座やコンサルティング 兼 腸セラピスト養成スクール講師、自身もサロンでセラピストとして活動中。趣味はダンス、マンツーマンでレッスン受けてます。

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