諸々の説明を終えた後、「（あなたは）どうされますか？」と聞かれたら何て答えますか。
「（私は）こうしたいです」と答えられますか。それとも開口一番「他の人はどうされているんですか」と聞きますか。
周りの人がどういう選択をするのか、気になる気持ちもわかります。それを聞くことで自分の中に選択肢が増えるかもしれませんので、聞くこと自体が決して悪いわけではありません。
それでも「あなたはどうしますか」と聞かれたら、「私はこうしたいです」と答えるのがスマートです。
自分で考えて意思決定をしよう
「こんなとき、あなたらどうしますか」「こういう仕組みですが、どうされますか」と言われたら、「じゃあ、こうしたいです」と自分で考えて意思決定できていますか。
何を選択しても間違いがないシーンでも、「他の方は何ておっしゃっているんですか」「みなさんはどうされているんですか」と聞かれる場面が少なくないなと感じています。
あなたは？と聞かれたら、まずは「私は」と自分の意見を言いましょう。他の選択肢が気になるなら、自分の意見の後に付け足します。「私はこうしたいのですが、他の人はどんなパターンが多いですか」等ですね。同じことを話すにしても順序が異なるだけで印象は全く違います。質問に対して質問で返すのはスマートではありません。
「みんなと一緒」じゃなくてもいい
決して他の人の真似をしてはいけない、と言いたいのではありません。人の意見を知ることで学びになることは多々あります。ここで私が言いたいのは、繰り返しますが「自分で考えて意思決定をする」ができるようになろう！ということです。
ある結論を導き出すには、なぜそう思ったのか過程や根拠、理由があるはずです。それを無視して答えだけを他の人と揃えてしまうクセがついてしまうと、その後の流れによっては後悔するかもしれませんし、そこまででなくても、気持ちが乗らない可能性だってあります。
「あなたならどうしますか」と聞かれる場面は、たいていどんな答えを導き出しても差し障りのないことが多いです。こうしなければ危険ですよ、手遅れになりますよという場合は、そもそも選択権を与えてくれないですし、AかBかのどちらにしますか？と選択肢を最初から提示してくれます。
答え方で印象が決まる
些細なことのように思われるかもしれませんが、こういう答え方で印象が変わります。いちいち「他の人はどうされてますか」を挟んでしまうと、「この人は意思決定できない人なんだ」と思われます。自信がないのか、周りの顔色をうかがうのか…堂々とした印象にはならないですよね。
話す言葉が人の印象を作ります。人前で話す立場であれば、堂々として自信のある姿を演出するためにも、「あなたは？」と聞かれたら「私は」を主語にした回答をすんなりとできるようになりましょう！
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