皆様は、オンラインでのコミュニケーションが当たり前になった現代において、相手への配慮やビジネスマナーについて、改めて意識することはありますでしょうか?
今回は、私がオンラインビジネスセミナーの運営に携わる中で、受講者の方との無料相談に関するやり取りを通して、改めて重要だと感じたビジネスマナーについて、自身の反省も踏まえながらお伝えしたいと思います。
相談申し込みで「できれば対面で」という連絡

先日、開催したオンラインビジネスセミナーの受講者特典である、講師との無料相談の申し込みがありました。その際、お一人の方から「できれば対面(オフライン)がいいが、難しければオンラインでよい」というご連絡をいただいたのです。
オンラインセミナーにおける無料相談の原則
オンラインで開催するセミナーの特典として提供している無料相談は、原則としてオンラインでの実施となります。なぜなら、オンラインセミナーには全国各地から参加される方がいらっしゃるため、「講師が受講者と近い地域に住んでいる」とは限りません。また、受講者の方から講師を呼び出すという行為は、時間的な負担を強いる可能性があり、ビジネスマナーとして適切ではありません。
私の反省点
受講者の方と講師との間を取り持つ役割を担っている私は、本来であれば、講師に連絡を取る前に「無料相談はオンラインでの対応となります」と明確にお伝えするべきでした。しかし、その確認を怠り、講師に「オンラインかオフラインかの回答もあわせてお願いします」と伝えてしまったのです。
これは、受講者の方に対して、オンラインが原則であることを事前に伝えられていなかった私の不手際であり、大変反省しています。講師の方にも余計な確認の手間をかけてしまいました。
オンラインが当たり前だからこそ大切にしたいビジネスマナー

今回の経験を通して、オンラインでのコミュニケーションが普及した現代においても、相手への配慮、特に言葉遣いや伝え方一つで、相手に与える印象が大きく変わることを痛感しました。
それと同時に、「オンラインでのコミュニケーションが普及した」と言ったものの、職種や働き方によっては「普段はまったくオンラインでコミュニケーションをとっていない」という人も決して少なくありません。そういう人にしてみたら、「できれば直接会って…」という気持ちになってしまうのもわかります。
しかも今回はビジネスセミナーということで、“これから”自分で事業をやっていきたいとお考えの方が来られていることを思い返すと、「ビジネスマナーしてそれは違う」とスパッと言い切るのではなく、こちらが丁寧にお伝えすべきなんですね。
橋渡しをする立場の役割
どんな場面でも、わりと当たり前になっていることでも「それ、知らない」という人と出会うことはあるでしょう。今回でいうとここは講師につなぐ前に「オンラインでお願いいたします」と明確に伝えることこそが、私の役割でした。これを講師に言わせてしまうと、「私に敬意を払いなさい」と言わせてしまうことになるので、それは違うと思うんです。
ここは私の失敗であり、反省点です。自分の仕事を人(講師)に丸投げしてしまったことになるので、今後は気持ちを引き締めて丁寧に仕事を進めていこうと改めて思いました。
相手への配慮と思いやりを
ビジネスにおけるコミュニケーションは、効率性だけでなく、お互いを尊重し、気持ちよくやり取りすることが重要です。オンラインという便利なツールがあるからこそ、相手への想像力と細やかな配慮を忘れずにいたいものです。
まとめ
オンラインでのやり取りが増えた今だからこそ、相手の状況を考慮した言葉遣いや配慮が求められます。今回の私の失敗談が、皆様のビジネスにおけるコミュニケーションを見直すきっかけとなれば幸いです。私も精進していきます!
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