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年上だとつい言ってしまう?年下が困惑するコミュニケーションとは

年上年下

私が何歳になっても、「この話だけはしたくない!」というのがあります。好きじゃないとか、得意じゃないとかいうより、本当に「やめてほしい」と思う内容…それは、年上の人が「みなさん(または特定の人)は若いからいいよね」と切り出すアレです。どこかしらで1人くらいは、このような人に会いませんか。もしくは自分より若い人がいると、ついこのように言ってしまっていませんか。

自分より若い人に向けて「いいよね(私はダメ、というニュアンスを込めて)」というのは、その場の空気を悪くするのでやめて、心の中で留めておきましょう。どうしても言いたいのなら、家族に聞いてもらってはいかかでしょう。

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誰かと比較すれば必ず若い人はいる

冒頭に「私が何歳になっても」と書いたのはこれで、例えば社会に出たばかりの20代前半って「若い人」のグループに入れられることがとても多いし、社会に出ると学生と交流を持つことも減るので、その傾向は強まります。
ところが30代になっても、40代になっても、自分より年上の人と出会うことはあるので、中年といわれる40代になった今も、集まる人の年齢によっては「まだまだ若い」と言われることもあります。

おそらく70代までは「若いね」と言われるんじゃないかと思っていて、そう思う理由は、今の時代で70代ってシニアの中では圧倒的“若者”なんですよね。介護業界にいたときや高齢者マンションに出張していたときに、その光景を何度も目の当たりにしたからです。

同窓会でもしない限り、必ず複数人が集まると「私はあの人より年上だ」ということは当然あります。そうなるたびに「若い人っていいよね」を言うのでしょうか。羨むくらいなら、自分より年上とだけ会うようにしてはいかがでしょう(ブラックな本音が漏れてしまった)。

若い方がよさそうなこと

「若いからいいよね」という人が言わんとしていることは、この辺りじゃないでしょうか。

  • 若い人は早く覚えられるからいいね
  • 若いと体力があるから、うらやましい
  • 若い分、未来に可能性があるからうらやましい

習い事や勉強会などで集まったときに、私も実際にこのように言われたことがあります。

確かにこれらは全くの嘘ではありませんが、いつも私はこう思うのです。

「なんて返すのが正解なんだ!?」と。

「はい、そうですね」は絶対言えないし、かといって「そんなことないですよ」もなんか説得力に欠ける気がしますし、言ったところでまた言い返されるのが目に見えています。だからその場の空気が重くなるので、こんな形でコミュニケーションを取ろうとしないでほしい!というのが私の本音です。

そもそも「私なんてもうこんな年で…」という人にも必ず若い時期はあったはずです。反対に誰もが同じくらい年を取れるかというと、そちらの方が人によって違って、不慮の事故や病気など様々な理由で“その年”まで生きられない可能性があるのです。年齢を重ねているのであれば、「年をとることって実は楽しい!」というのを言ってもらった方が、世代を超えたコミュニケーションがとれると思いませんか。

私のお客様では「先日60歳になった、人生あと30年ある!まだまだやりたいことができる」と目を輝かせた女性や、子供が独立したからこそ趣味に没頭できるのが楽しいし、旅行も気楽に行けると言っていた70代の方もいらっしゃいます。

会話は独り言ではない

「若い人はいいよね(私とは違うよね)」という言葉をそのまま受け取るのは違うと思っていて、おそらく羨む気持ちより、承認欲求みたいなものが強いんじゃないかと思っています(たぶん)。
基本的に言いたいことは言っていいと思うのですが(顔色伺うとか忖度とかしても、結局それらは憶測でしかないですし)、それでもコミュニケーションというのは一人で成立しません。これを言ったら相手を困らせないかなと(無意識にでも)想像して言葉を発するはずで、「あなたは若くていいよね」は確実に相手を困らせる一言ですよね。じゃあ、逆の立場ならあなたは何て返しますか?と問いたいくらいです。

お誕生日おめでとうと言ったら「もうこんな年だからおめでたくもなんともない」と言われたこともあります。自分より年下の人に言われた時には腹が立ちましたし、年上の人であっても「じゃあ、もう二度と誕生日はお祝いしない」と胸に誓いました(笑)。自分より年上の人に対してどう思っているのか聞いてみたい。

コミュニケーションは思いやりありき

同じ日本人といえども様々な価値観を持った人同士と関わり合って、この社会で生きています。ときには誤解を生んだり、イラっとしたり、悲しくなったりすることもありますが、誰もが初めから荒波を立てようとコミュニケーションをとることはありません。
変えようのない年齢をネタにした自分を蔑む発言は、どうしても周りの人を困惑させてしまいます。
何を思うのも自由ですが、ただ言いたいことをそのまま口に出すのではなく、内容によっては心にしまっておくか、誰にも見られないノートに書いて心から出して発散しましょう。

ちょっとしたコミュニケーションのつもりでも、誰も傷つけていないとしても、気を遣わせる発言が多いと、思いやりが欠けていると言わざるを得ませんよね。
また会いたい、もっと話してみたい!と思ってもらえるようなコミュニケーションを目指しませんか。

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この記事を書いた人

兵庫県生まれ、大阪在住。話し方&書き方講座やコンサルティング 兼 腸セラピスト養成スクール講師、自身もサロンでセラピストとして活動中。趣味はダンス、マンツーマンでレッスン受けてます。

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