舞台役者にコツを聞く!喉に負担をかけない発声方法

スマートな話し方

「さっきまでセミナーやってたから、声がかすれてしまって…」

このようなことを聞いたことはないでしょうか。また、ご自身で思ったことはないですか。

私は約10年間、舞台役者をやってきた経験をもとに、人前で話しをしています。
1回2時間公演を1日2回、それを数日行うわけです。声がかすれたり、喉を痛めたりしていたら、このようなことはできないのですね。
そこは普段からの発声訓練がものをいうのですが、私がセミナーなどの当日、気をつけていることを3つお伝えします。

目次

喉を温める

ハミングをして喉を温めます。具体的には、口を閉じた状態で「んーーーー」と声を出すだけなのですが、そのときに喉を開いて温めるのを意識します。声を前に出すというより、喉の奥で振るわせるようなイメージです。
特に午前中に人前で話す仕事がある際には、これで準備をしています。

喉を開く

実際にしゃべるときに、喉の奥を開くことを意識します。ハミングで温めておかないと難しい動作ですが、喉を開くことで、いくら声を発しても痛めることはありません。ちなみに、口を大きく開けることと、喉を開くことは別です。

腹式呼吸

これは想像の範囲内だったかと思いますが、実際にできていない人は少なくありません。
息を吸うと胸や肩が上がる胸式呼吸に対して、腹式呼吸は「息を吸うとお腹が膨らむ」で間違いではありませんが、できれば腰に空気が入るイメージで一瞬で吸えるようになると、声量も増え、声も長く続きます。

自然に両手を腰に手を当てる場所に、その手を逆手に置いてみてください。ストレッチで腰を反るときに手を当てる位置です。息を吸ったときに手を当てている腰の部分が膨らむでしょうか。少し前傾姿勢になると、わかりやすくなります。

もちろん、息は肺に入っているのであって腰ではないですが、ここがぷくっと膨らむような腹式呼吸をし、横隔膜で調節しながら息を使う。これが「お腹から声を出す」です。「お腹から声を出す=大声」とは限らないんですね。喉から声を出すと、そのうち痛めますので、まずは腹式呼吸を練習してみてください。

人前で話すことが仕事なら

人前で話すことが「仕事」なら、話す内容ばかりに気をとられるのではなく、自身の体に負担のない声の出し方や、聞き取りやすい声を意識しましょう。それが仕事に対する準備であり、聞き手に対する配慮です。

喉を開くとかあたためるとか、腰に息を入れるとか…もし、出来ているか不安な方、うまくできないと感じられる方はお気軽にご相談くださいね。お待ちしております。

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この記事を書いた人

兵庫県生まれ、大阪在住。話し方&書き方講座やコンサルティング 兼 腸セラピスト養成スクール講師、自身もサロンでセラピストとして活動中。趣味はダンス、マンツーマンでレッスン受けてます。

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