事業をされている方は、自己紹介をするときに、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?
この記事では、私自身が個人事業主が集う場に参加したり、経営者が80~150名が集まるような場に何度か参加したりして、名刺交換や隣の方とお話しをする機会を何度か経て感じたことを書いていきます。
自己紹介や名刺交換の際にどのように自己紹介すればよいか、どんな話を切り出せばよいかに悩んでいる起業家や経営者の方に参考にしていただければと思います。
会社名より伝えるべき大切なこと
まず私自身が気をつけているというか、意識していることは、何をしている人か一言でわかるように伝えることです。
「そんなの当たり前じゃないの?」と思われる方も多いかもしれませんが、一度ご自身の自己紹介や最近聞いた、他の人の自己紹介を思い出してみてください。
意外と少なくないのが、会社名(屋号)と名前を名乗る形式です。
例えば『坂本不動産』という会社名であれば、それで何屋さんかがわかりますが、みなさんの会社名がこのように事業を明確に表しているとは限りません。
では、私はどのように自己紹介をするのかというと、
「話し方講座を開いている坂本麻紀です」
というふうに、屋号ではなく、何屋さんかがわかるような言い方をしています。
腸セラピストとしても活動しているので、その立場で人前に立つときは、
- 「腸活の協会代表を務めている~~」
- 「腸もみのサロンを~~」
という感じですね。
協会の名前もサロン名も何屋さんかがわかるようにしておりますが、初めて会う人の会社名まではなかなか覚えられないのが現状ではないでしょうか。
起業当初から、サロン名ではなく「腸もみをやってます」というたった一言を添えていたので、早い段階から私と事業を紐づけて覚えていただけました。
また、「腸もみ」とか「腸活」、場合によっては「リラクゼーションサロン」と言っていたこともあります。
世間がどれくらい「腸活」を認知しているのか、その場にいる人たちの年齢層や関心事、話しの流れや自己紹介で与えられた尺(時間の長さ)に応じて、事業の伝え方を変えたこともあります。
もしある程度の時間が与えられていたら、どんな人に向けたサービスなのかを伝えてみましょう。
例えば鍼灸師の場合
- 美容鍼を提供している…お顔のたるみが気になる方
- 眼精疲労…デスクワークの方
- スポーツで痛めた体に特化…アスリートや部活でけがをした学生さん
というように「鍼灸師」というお仕事の中でもどんな人に向けたサービスかを明確にすることができますよね。
その業界の中でも、主にどんな方に届けたいのか、どんな特徴があるのかを添えられれば、「あ、今度連絡してみようかな」とか、「あの人に紹介してみようかな」と、やはり覚えてもらえます。
ただ、屋号を伝えるだけではこうはなりません。
自己紹介・名刺交換時は名字だけ名乗るのか、フルネームを伝えるのか?
自己紹介でいうと、もっと大事なのはやはり『名前』です。
結構さらっと言ってしまわれる方が多いので、「聞こえたけど覚えられない」という印象を与えてしまっています。
珍しい名字の方は、漢字を説明するところから伝えると覚えてもらいやすいですよね。
私は、フルネームで名乗るようにしています。
初対面の人に対して名字だけというのは「自己紹介を省略した」という印象になってしまうんですね。
フルネームで名乗っておくと、下の名前で呼び合うこともあり得ますし、私は相手の男性から
うちの奥さんもマキっていうんですよ~
と話題を振ってもらえ、そこからお仕事につながった経験があります。
特別なこだわりがなければ、基本的にははっきりとした口調で、フルネームを名乗るクセをつけていきましょう。
まとめ
起業家・経営者の自己紹介では、わかりやすく覚えてもらうことが一番大切です。
- 会社名だけでなく、どんな仕事内容・事業内容なのかを添えて自己紹介しましょう。
- どんな人に向けたサービスなのかも伝えられるとよりGOOD
- 名前は省略せずフルネームで伝えることで、話題が広がることも。
自己紹介は当たり前ですが、覚えてもらうためのものです。
いくら言い慣れているとしても、しっかり聞き取れるように、なるべく覚えて帰ってもらうように工夫してみてくださいね。
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