ビジネスでは要注意!もやっとさせる返事の仕方

返事の仕方

会話でもテキストコミュニケーションでも、「これってどういう意味の返事かな」「OKってことでいいんだよね…?」と不安になったことはありませんか。特にビジネスにおいて、相手を不安にさせたり、少しでももやっとさせるような返事をしていると、信用問題につながりかねません。あなたに対する優先順位が下がってしまうかも知れないのです。

では、どんな返事がよくないのか、どのように返事をすればスマートで信頼されやすいのかを確認していきましょう。無意識で行っていないか、ご自身の普段のやりとりを振り返りながらお読みいただけると嬉しいです。

目次

相手をもやっとさえる返事の仕方3つ

コミュニケーションは双方のやりとりが大切であって、「返事をする側だけ」の問題ではないことを大前提として、この記事ではあえて「返事をする側」に焦点を当てて書いていきますね。

スマホを見る

時間に対する意思表示がない

「10日と15日であれば大丈夫です!」という返事をしてしまうと、(相手が事前に「10日であれば13時から、15日からであれば11時から」というような日にちと時間をセットで聞かれていない限りは)結局「10日なら何時が大丈夫ですか」と聞かれてしまうので、具体的に時間まで伝えましょう。

先方が「10日の10時から16時の間で」というように幅をもたせている場合で、あなたが「その時間内なら私もいつでもいい」と思ったとしても、「じゃあ、10日の10時で」というようにスケジュールのやりとりを完結させます。

提案された日程に対して、「その時間帯ならいつでも」「その日程ならいつでも」と思った場合、「私もいつでもいいよ」と答えるのはスマートではありませんし、特段相手への配慮にもなっていません。いつでもいいなと迷った場合は、その中の一番早い(手前)の日時に決めることをおすすめします。

断定的でない

「行けると思います」「間に合うと思います」という、曖昧な返事を無意識にしていませんか。

約束ごとにおいて「~~と思います」は相手にとってなんとも不安が残る回答です。もし、先約との都合があって断定が難しいのなら正直にその旨を伝えた方が好印象です。次のように簡潔かつ丁寧にわかりやすく伝えましょう。

そのあたりの時間は今調整中なので、今週の金曜日に必ず確定のお返事をします。

11時にはあいにく間に合いません。11時30分であれば確実に間に合います。

今後変更の可能性を匂わせる

たとえば「20日の朝10時から2時間、お時間ありますか」という提案に対して、このような返事をしていませんか。

今のところは大丈夫です

提案する側が目の前で具体的に「20日の朝10時から2時間」と言っているのにもかかわらず、「今のところ」と言ってしまうと、あとで「その時間、他の予定が入ったのでキャンセルさせてください」となる可能性がなんだか拭えません。

「後から予定が入るかもしれないけど、少なくとも今のところはいいよ!」と伝えるケースもあります。それは、こちらが返事をした後に、もう一度提案者が第三者を交えて日程調整を挟むなど、やりとりが往復するときですね。かかわる人数が多いときなどは、あり得るかなと思います。

今ここにいる(もしくはスマホでやりとりしている)当事者たちだけのやりとりで完結するようなスケジュール調整の時に「今のところは」というワンフレーズは曖昧さを帯びているので、しっかり約束できるときは「今のところは」は言わないようにしましょう。

そもそも、後から何かあったら予定を変更してもらおうという気持ちを持つべきではないと、私は思いますけどね。

坂本

以前、仕事でなかよくなった女性と「後日プライベートでお茶しましょう」となり、前日に「もしお仕事だったらそちらを優先してくださいね」と連絡が来たときはびっくりしました。あれ、むしろ先方がキャンセルしたいのかなと変に勘ぐったくらいです(そんな意図はなかったみたいですが)。その方と約束しているのに、後で別の予定を入れることはあり得ないからです。

信頼されるスマートな返事の仕方

A

どのような返事をすれば相手に信頼してもらえるのかというと、それは「シンプルにわかりやすく伝える」です。

関西人でよく「行けたら行くは「行かない」という意思表示だ」と言われることがありますが、まぁこれはネタというか、これでビジネスをやっていけるほど甘くはないですよね。友達との約束も、こんな曖昧ではやはり信用問題になります。

即決できないなら、いつになったら返事ができるのかを答えるべきです。また「なくてもいい一言」はかえって不安を与えてしまいます。

「現在は調整中ですが、参加させていただきます」という返事をもらうことが少なくありません。イベントによっては「参加するかどうかがわかりさえすればよい」というものもありますので、「必ず参加する」のであれば「現在は調整中ですが」は言わなくていいですよね。

「遅れての参加になります。時間は調整中です」という場合は、何日になれば到着時間がわかるのかを添えておくと相手への配慮になります。何時に到着するのかがわかれば、早めに連絡しましょう。

まとめ:言葉の過不足=配慮不足

「日程調整をする側」「返事をもらう側」「まとめ役」を何度か経験すると、自分が返事をする側になったときに、相手への想像がしやすくなると思うので、幹事などの経験をする機会があれば積極的に手を挙げておきましょう。

相手は今何を聞きたいのかな、今私たちは何を決めているのかなということを俯瞰して見ることができたら、配慮のある返事ができるかと思います。

気持ちのよいコミュニケーションを心がけたいですね。参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

言語IQ150超、ブログや書籍を執筆。『ステージで輝くための鍵~表現力を鍛える最短ルート~』の著者。セラピストとして2016年にサロン開業、セラピスト育成スクールの開講、さらには協会設立までを手掛け、集客は100%ブログで行う。会報誌や機関誌の腸活特集を監修。ビジネス系情報番組にも出演。

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