セミナー講師が身につけておきたい!国語力を高める伝え方のコツ

セミナー講師

セミナー講師といえば、どうしてもその専門分野における知識や経験に目が行きがちですが、それ以上に伝え方のスキルは非常に重要です。その中でも、国語力は根本的な役割を果たしています。国語力とは、ただ単に言葉の意味を理解する能力だけでなく、文章の構成や論理的な思考力、さらには相手にわかりやすく伝える表現力を含みます。これらの能力がしっかりと備わっていないと、どんなに素晴らしい内容を話しても、受け手に伝わらないことがあります。

たとえば、論理の飛躍があると、聞き手は話の内容を理解しにくくなります。また、適切な表現を使わなければ、誤解を招くリスクもあります。国語力が高い講師は、言葉を適切に選び、論理的に話を展開することで、聞き手に正確にメッセージを伝えることができます。

目次

国語力を高めるための具体的な方法

では、どのようにして国語力を高めることができるのでしょうか。以下にいくつかの具体的な方法を紹介します。

まず、読書は国語力を高めるための基本です。さまざまなジャンルの本を読むことで、言葉の表現力や文章構成のスキルが向上します。また、読んだ本の内容を要約し、自分なりにまとめることで、論理的な思考力が養われます。さらに、読書を通じて得た知識を、日常の会話やセミナーでの話し方に応用することで、より豊かな表現が可能になります。ちなみに、ここでいう読書に「ネット記事」は含まれません。なぜなら、ネット記事の中には校正されていないものも紛れているからです。

次に、書く練習も重要です。セミナーの内容を事前に文章にまとめてみると、話の構成や言葉の選び方に注意が向くようになります。文章にすることで、自分の考えを整理し、相手に伝わりやすい形で話す準備が整います。また、フィードバックを受けることも大切です。自分では気づかない誤解を招く表現や論理の欠如を指摘してもらうことで、さらに改善を図ることができます。

SNSの短い文章も「まとめる力」を養えますが、私はブログのような長文を書くことをオススメします。起承転結や結論をしっかりおさえ、誰が読んでもわかる長文を書き、その要点をまとめるつもりで短文を書く…この手順が、脳を鍛えます。

セミナーで活かせる国語力を応用した伝え方のコツ

国語力を高めたうえで、実際のセミナーでどのように応用するかが鍵です。まず、話し始める前に、主題を明確に伝えることが重要です。聞き手に何を学んでほしいのか、どのような結論に導きたいのかを最初に提示することで、話の方向性が明確になります。

次に、話の構成を意識することです。序論、本論、結論という基本的な構成を守りつつ、ポイントごとに小見出しを設けることで、聞き手は話の流れを追いやすくなります。また、論理的なつながりを保つために、接続詞を効果的に使うことが求められます。「そのため」「一方で」「さらに」などの言葉を適切に使うことで、話の筋が通りやすくなります。「でも」という言葉はあまりお勧めしませんので、他の言い替えができないか工夫していきましょう。

最後に、具体例を挙げることで、抽象的な概念をわかりやすく伝えることができます。国語力が高い講師は、豊富な語彙を駆使して、複雑な内容をシンプルに伝える技術を持っています。このスキルを磨くことで、聞き手にとって印象深いセミナーを実現することができます。

まとめ

セミナー講師として国語力を高めることは、伝え方のスキルを向上させるうえで不可欠です。それは講師の専門分野の知識を増やす以上か同等くらいに大切だと思っています。日常的に読書や書く練習を行い、自分の言葉に磨きをかけることで、聞き手に確実にメッセージを伝えることができるようになります。今回紹介したコツを実践し、セミナーでの伝え方に一層の自信を持って臨んでください。

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この記事を書いた人

兵庫県生まれ、大阪在住。話し方&書き方講座やコンサルティング 兼 腸セラピスト養成スクール講師、自身もサロンでセラピストとして活動中。趣味はダンス、マンツーマンでレッスン受けてます。

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