自分で事業をやっていくなら、ホームページくらいは持っておいた方がいいなと思って、高い費用を払って開設された方も多いと思います。
一方で、インスタやFacebookなどのSNSを活用して仕事につなげている人もいることを考えると、今の時代にホームページを持つことに意味があるのかと不安になる人もいらっしゃるかもしれません。
どうやら昔は、ホームページを開設すればお問い合わせが来る時代があったようですが(制作会社さんがおっしゃってました。うらやましい!)、今はそうとは言い切れません。
それでも私(個人事業主)は、ホームページは持っておいた方がいいと痛感しています。この記事では、そう思う理由と、どうすればホームページにお申し込みやお問い合わせが入るのかという活用方法をご紹介していきます。
せっかく作ったホームページ、放置してしまっている方は、参考にしてみてください。
ホームページがあった方がいい業種

ホームページがあった方がいい業種と書きましたが、業種というか「こんなお仕事をされているのであれば、SNSだけでなく、ホームページがあった方がいいですよ」というのをざっくり書いていきます。
- 形のないサービスを販売している(カウンセリング、コンサルティング、ボディケアなどの施術系 等)
- 高単価なもの(有形無形問わず)を販売している(モノによりますが、10万円以上が目安)
- 人生において投資になるもの(お金、健康、教育 など)
この中の一つでも当てはまれば、ホームページはあった方がいいです。そしてこれに該当しないからといって、ホームページはいらないという訳ではありません。
形のないサービスを販売している

カウンセリング、コンサルティング、施術系のようなお仕事をされているのであれば、ホームページは開設しておきましょう。
これらは相談者(クライアント)のパーソナルな領域に入ったり、機密な情報を得たりすることがあるので、信頼関係が非常に大切になってきます。そこでホームページに信頼してもらったり、こちらの人柄がわかるようなことを丁寧に書いていくと(ネット上で丁寧な接客をするイメージ)、印象に残りやすいでしょう。
SNSで見つけてもらえても、そこでの情報は流れやすいので、しっかりと長文に目を通していただけるホームページがあった方が安心です。興味を持ってもらえたらブックマークをして、何度も見返していただけます。
高価なものを販売している
いくらからが高価というのかは、その業種によりますが、いずれにしても「ぱっと決めてすぐ購入ボタンを押す!」とか「とりあえず試しにひとつ買ってみよう」などのようにはならない価格帯のものってありますよね。
そういうものを取り扱われているのであれば、SNSだけではなく、しっかりと説明が書かれているホームページの方が吟味しやすいです。
ホームページの先には「購入」ではなく、資料請求とか体験入会などのようなものでワンクッション置いた方が安心してもらえることもありますが、そのように慎重に調べて考える方にとっては、画像や説明文が十分に掲載されているホームページは必須ということになります。
人生において投資になるもの

お金、健康、教育に関することは、どうしても慎重になりますし、流行よりも「自分にぴったりな情報」「正しい情報」を得たいものです。
ホームページはなんとなく昔からあるもので、SNSは最近のものというイメージがあるならば、このような地に足をつけた情報を求める人にとっては、ホームページというのはまさにどっしりと安定感を演出することができます。(もちろん、お金や健康、教育も最新情報が望ましいのは間違いありません)
ホームページを開設するのって、ちょっと面倒くさいというか、なんの知識も持っていない人がひとりで開設するのは無理ですよね。ドメインはどうやって取得するのか、契約は何年でいくらかかるのか、そして一度作ったらそれは解約でもしない限り変えることはできません。
一方でSNSのアカウント開設はとても簡単です。アカウント名を変えることも容易です。
SNSがないと多くの人に知られない時代ではありますが、SNSしかないというのは、ちょっと軽いイメージを持たれてしまうかもしれませんね。
セラピスト兼スクール講師(個人事業主)の例
私の場合は、リラクゼーションサロンの開業から個人事業主としての活動が始まり、その3年後にセラピスト育成スクールを開講し、協会設立、2つめの事業を始めて…という流れでして、リラクゼーションサロン開業~スクール・協会を始めるあたりについてお話しさせていただきます。
個人事業主のはじめの一歩

はじめの一歩は、無料で作れる簡易的なホームページと、みなさんご存じアメブロを活用しました。
当時、女性起業家はこぞってアメブロをホームページ感覚で活用していたのですが(当時は商用利用NGだったんです!それでもみなかいくぐって活用していたら、アメブロの方が商用利用OKにしてきましたね笑)、だからといって、みんながみんなそこで集客できたわけではありません。私も起業1年目のときから、同じ時期に開業した女性からよく相談を受けていました。
私は定期的なブログ更新と、タイトルや見出し、画像は工夫をしていたので、遠方のお客様もはるばるサロンにお見えになるくらいでした。
忙しいから更新できない嘘
よく「時間がなくてブログ書けません」という人がいますが、仕事で忙しいのであればむりに更新する必要はないですよね。なぜなら、私たちはブロガーではなく、ただ認知や集客のためにホームページを使っているのですから、それでお客様対応で忙しいなら目的は達成しているわけです。
そうではなく、家事や育児、はたまた本業などを理由に忙しいのだとしたら、そもそもホームページで宣伝しようとしている仕事はやる時間がないということになります。
例えば、土日の9時から17時は副業でリラクゼーションサロンを始めるぞ!と決めたとします。そしたら、土日の9時から17時は仕事をするんです。その時間に予約が入っていなくとも、仕事時間です。会社員をやめて自分で仕事をしていく決断をしたのなら、お客様に知ってもらう努力も仕事のうちです。
ここを勘違いしていると、いつまで経ってもホームページは育ちません。
ホームページは随時見直しは必要ですが、特に初期の頃に土台をしっかり築いておくと、あなたが寝ている間でも旅行に行っている間でもホームページがあなたの代わりに宣伝をして回ってくれるようになります。あなたの頼もしい右腕となってくれるのですね。
このように私は、お客様が少ない初期の頃に構築していったので(ややワーカーホリックなところはありますが)、セラピスト育成スクールを始めたときも、SNSもチラシも使わずにただホームページだけで全国から(本当に飛行機の距離からも)お客様が来てくださいました。私の文章を読み込んだ方々が価値観や想いに共感してくださったので、物理的距離を超えてマッチングすることができたのですね。
集客装置になる活用術

どうしたらホームページを見た人がご予約やお申込みしていただけるのかを考える前に、どうしたらホームページを見てもらえるのか(見つけてもらえるのか)を考えなければいけません。見つけてもらえるのがスタートラインです。
しかし、この大海原からどうしてたったひとつのホームページにたどり着けてもらえるのか、どんな業界でも大手が存在しますが、お客様は「大手から買いたい!」「個人事業主(中小企業)の方がいい!」なんて考えていません。これは私たち自身がお客さんの立場になると想像できるかと思います。
ホームページを集客装置にするためには、大きく分けて次の3つです。もちろん、それぞれを細かく見直す必要がありますが、ホームページを設置しただけではお客様に見つけてもらえません。
- お客様の悩みやニーズを把握・理解し、それを解決する術をお伝えする(ブログで情報提供)
- もっと詳しく知りたい方、プロに頼みたい方はどこを見ればいいか一目瞭然(提供内容をわかりやすく提示)
- 代表者や担当者の人柄がわかる(安心感)
「ブログで情報提供」がないホームページに比べて、それがある場合だと、無償でお役に立とうという姿勢がお客様に安心感を与え、信頼関係に繋がります。また文章を読む=滞在時間が長くなることで、「読者に好かれるホームページである」と客観的に認識されるので、これが繰り返されることで(そういうのがないホームページと比較した時に)検索上位に上がりやすいんですね。
「いいたいことを言う!」「正論を言う!」ではなく、あくまでも自分の(未来の)お客様が何に悩み、何を求めているのかをリサーチし、そのアンサー記事を書くつもりで発信していくと、徐々にそのホームページは自走し始めます。
あなたの代わりに四六時中、「痒い所に手が届く営業マン」になってくれるのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
素晴らしいキャッチコピーやきれいなトップ画像を掲載していても、お役に立とうという姿勢が目に見えていないと、結局は誰にも届かないままなのです。もしお客様に出会ったらこれを教えてあげたい!ということを、もうここで書いてしまいましょう!
beSmartでは、あなたのホームページが自走するための1ヵ月強化講座がございます。
ホームページやブログは、動かし始めてからタイムラグが生じてくるので(公開した途端にブログが読まれるわけではありません)、土台構築はささっと1ヵ月で仕上げてしまいましょう。アフターフォローも整っておりますので、パソコン苦手な方もご安心ください。

コメント