「!」の多用は卒業しよう!信頼を築く大人のテキストコミュニケーション術

個人事業主としてビジネスを成長させていく上で、SNSやメールでのやりとりは欠かせません。その際、「!」をたくさん使っていませんか?「相手に明るい印象を与えたい」「親しみやすさを感じてほしい」と思って使っているその感嘆符が、実はあなたのビジネスを停滞させてしまっているかもしれません。

今回は、テキストコミュニケーションで信頼を築くための「!」の使い方と、より効果的な伝え方についてお話しします。

目次

「!」の多用があなたのビジネスを幼く見せる理由

SNSを主な窓口として起業された女性の中には、LINEなどのカジュアルなメッセージアプリのような感覚でビジネスのやりとりをしてしまう人がいます。そのときに多用されがちなのが「!」です。

例えば、

  • 「お世話になっております!」
  • 「ありがとうございます!」
  • 「承知いたしました!」

これらの表現は一見丁寧に見えますが、ビジネスの場ではかえって幼い印象や、感情のコントロールができていないという印象を与えかねません。特に、句点(。)の代わりとして「!」を使ってしまうと、文章全体が落ち着きのない印象になってしまいます。

ビジネスにおける信頼関係は、落ち着いた大人のコミュニケーションによって築かれるものです。「!」の多用は、相手に「この人はビジネスの経験が浅いのかもしれない」という不安を与え、あなたのプロフェッショナルなイメージを損なうことにつながります。

坂本

起業すると、このようなビジネスマナーは誰も教えてくれません。

「!」はポジティブな感情があふれた時だけに絞って使おう

では、「!」を全く使わない方がいいのでしょうかというと、そんなことはありません。「!」は使い方を工夫すれば、あなたの感情を適切に伝える有効なツールとなります。

「!」は、心からの喜びや感動、驚きなど、ポジティブな感情を表現したい時に使いましょう。

例えば、「新商品の発表、本当に楽しみです!」や「サービスを使わせていただき、感動しました!」のように、感情の高まりを強調したい場合に使うのが効果的です。

一方で、「そうです!」のように、ただの返事や同意に対して使うと、相手に「強い口調で言われている」というキツい印象を与えてしまうことがあります。同じ内容でも「はい、その通りです。」と句点で終わらせた方が、より落ち着きと説得力のある印象を与えられます。

坂本

あなたが仕事や家のことで忙しくしていることは、相手には関係のないことです。勢い任せで「!」を使わないようにしましょう。

テキストコミュニケーションで信頼を勝ち取るためのポイント

「!」の代わりに、より洗練された印象を与えるテクニックをいくつかご紹介します。

  1. 絵文字や顔文字を使う: もちろんこれは相手との関係性に寄ります。カジュアルな文面が許される相手であれば、「!」の乱用よりは絵文字のほうが好ましいです。
  2. 句点を意識的に使う: 文章の終わりにしっかりと句点を使うことで、落ち着いた印象と論理的な思考をアピールできます。「マルハラ」なんて言っている人なんていませんよ。(いても無視しよう!)
  3. 具体的な言葉で感情を表現する: 「嬉しいです!」だけでなく、「お力添えいただき、大変嬉しく思います」のように、具体的な言葉で感謝や喜びを伝えることで、より丁寧な印象になります。

これらのポイントを押さえることで、あなたはプロフェッショナルなビジネスパーソンとして、取引先やお客様からの信頼をさらに高めることができるでしょう。

坂本

「人に紹介しても恥ずかしくない」と思ってもらえるかどうかが大事です。

まとめ

「!」は、あなたの感情を伝えるための便利なツールですが、使いすぎると幼い印象を与え、ビジネスの信頼性を損なう可能性があります。

今日から、以下のポイントを意識してみてください。

  • 「!」を句点の代わりに使わない
  • ポジティブで強い感情を表現したい時だけに絞って使う
  • 落ち着いた大人の文章を心がける

テキストコミュニケーションは、あなたのビジネスを成長させるための大切な武器です。正しい使い方をマスターして、あなたの信頼とビジネスステージをさらに引き上げていきましょう。

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この記事を書いた人

言語IQ150超、ブログや書籍を執筆。『ステージで輝くための鍵~表現力を鍛える最短ルート~』の著者。セラピストとして2016年にサロン開業、セラピスト育成スクールの開講、さらには協会設立までを手掛け、集客は100%ブログで行う。会報誌や機関誌の腸活特集を監修。ビジネス系情報番組にも出演。

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