セラピスト必見!専門技術を講座化する際に気をつけたい3つのこと

講座

セラピストとして、培ってきた専門技術を講座化し、他者に伝えることは非常に魅力的であり、難しいことでもあります。技術の共有は、受講者のスキルアップに貢献するだけでなく、セラピスト自身のビジネスの拡大にも繋がります。そしてなんといっても、他者に教えること自体が自分のレベルアップにもなるのです。
しかし、講座化にはいくつかの重要なポイントがあります。
この記事では、セラピストとしての活動と、セラピスト養成スクール講師でもある私の経験をもとに、特に気をつけたい3つのことについて詳しく解説しますね。

目次

受講者のニーズを正確に把握する

講座を成功させるためには、まず受講者のニーズを正確に理解することが不可欠です。以下の点を確認しましょう。

ターゲット層の明確化

セラピストが提供する技術や知識を必要としているターゲット層を明確にすることが重要です。例えば、初心者向けか、既にセラピストとして活動している中級者や上級者向けなのかによって、講座の内容や進行方法が大きく異なります。セルフケアが目的なのか、お客様にお金をいただいて施術するのかでもゴールが異なります。
ターゲット層のニーズに合わせた講座内容を作成することで、受講者の満足度が高まりますし、講座自体も作りやすくなります。

市場調査の実施

市場調査を行い、同様の講座がどのように展開されているかを把握しましょう。競合他社の強みや弱みを理解することで、自身の講座に差別化ポイントを取り入れることができます。また、受講者が求める具体的な技術や知識を知ることで、講座内容に反映させやすくなります。
私のスクールは大阪で開講(座学はオンライン可)しておりますが、この市場調査をして出し方を考えた結果、北海道から九州と全国から受講者さんが来てくださっていますよ。学びたい人は遠保であっても、妥協せずに選んでくださいます。

フィードバックの活用

既存の受講者からのフィードバックを活用し、講座内容の改善に努めましょう。フィードバックは、受講者の期待に応えるための貴重な情報源です。受講者がどのような点に価値を感じ、どの部分に改善を求めているのかを把握することで、より質の高い講座を提供できます。
ちなみに私はテキストを8回修正しました。補足程度の情報でも毎回話しているなと気づいたら、テキストに入れた方がいいですね。8回目の修正以降はそのままで使えていますので、ここら辺で製本にしようかと思っています(現時点では印刷して、ファイルに綴じてお渡ししています)。

明確で分かりやすいカリキュラムの作成

受講者に満足してもらうためには、カリキュラムが明確で分かりやすいものである必要があります。以下の要素に注意してカリキュラムを作成しましょう。

段階的な学習ステップの設定

技術の習得には段階的な学習が必要です。講座を通して受講者が一歩一歩スキルを積み上げていけるよう、学習ステップを設計しましょう。例えば、基礎的な理論から始まり、実践的な技術に進むなど、受講者が無理なく学べるようなカリキュラムを考えます。しかもそれを受講する前にイメージできるよう、言語化しておくのも大切です。

実践的な内容の充実

セラピー技術は実践が伴うものであるため、実践的な内容を充実させることが重要です。講義だけでなく、ワークショップや施術モデルさんに協力してもらって実践を繰り返すことで、受講者はより深く理解し、技術を身につけることができます。(施術モデルは誰に頼むか?もいくつかポイントがあります。それはまたの機会に…)

成果が見える評価方法の導入

受講者が自分の進捗や成果を確認できる評価方法を取り入れると、学習意欲が向上します。例えば、技術の習得度合いを測るテストや、修了証の発行など、成果が視覚化される仕組みを導入すると良いでしょう。
多くのサロンやスクールでは、ディプロマを発行していらっしゃいますね。

講座のプロモーションとブランディング

どれほど優れた講座を作り上げても、受講者に認知されなければ意味がありません。講座のプロモーションとブランディングも成功の鍵となります。

オンラインとオフラインを活用した広報活動

現代では、オンラインとオフラインを組み合わせた広報活動が有効です。SNSやホームページを活用してオンラインでの集客を行う一方で、イベントなどでのオフラインプロモーションも行いましょう。施術をお試しで受けられる体験会のようなものもいいですね。

受講者の声を活用した信頼の構築

実際に講座を受講した方々の声を集め、プロモーションに活用することも大切です。受講者のリアルな体験談や評価は、新たな受講者に対して信頼感を与える要素となります。アンケートやインタビューを通じて、受講者の声を収集し、効果的に発信しましょう。私は受講者さんの許可をいただいた上で、私との2ショット写真も掲載して、プロモーションに活用しています。

ブランディングの一貫性を保つ

講座をブランドとして確立するためには、一貫性のあるメッセージやビジュアルを保つことが重要です。講座名やロゴ、使用するカラースキームなどを統一し、受講者に対してプロフェッショナルな印象を与えるよう努めましょう。

まとめ

セラピストが専門技術を講座化する際には、受講者のニーズを正確に把握し、明確で分かりやすいカリキュラムを作成し、効果的なプロモーションとブランディングを行うことが成功への鍵です。これらのポイントを押さえて、受講者にとって価値ある講座を提供し、セラピストとしてのキャリアをさらに広げていきましょう。
私自身、試行錯誤したり、様々な声をいただいたりして構築してきました。講座化でお悩みがあるセラピストさんのお力になれますので、お問い合わせくださいね。

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この記事を書いた人

兵庫県生まれ、大阪在住。話し方&書き方講座やコンサルティング 兼 腸セラピスト養成スクール講師、自身もサロンでセラピストとして活動中。趣味はダンス、マンツーマンでレッスン受けてます。

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