女性起業家必見！理解力を高めて成功するための質問力強化法

2024年8月11日

女性の起業家支援が行政でも行われるようになったり、起業するハードルが下がって「週末起業」をする人も増えた今、多くのビジネスアドバイザーやコンサルタントに相談し、貴重なアドバイスを受けているにもかかわらず、それを実際に行動に移せないことに悩んでいる人もいます。あなたはいかがでしょうか。
これは非常に一般的な問題であり、多くの女性起業家が同じ悩みを抱えています。実際、アドバイスを受けることと、それを効果的に実行することはまったく異なるスキルを必要とします。そして、このギャップを埋めるためには、質問力と読解力の向上が不可欠なのです。

質問力とは？

質問力とは、適切な質問をする能力のことです。具体的には、以下のようなスキルが含まれます。

具体的な質問をする力：漠然とした質問ではなく、具体的な状況や問題に対する明確な質問をすることで、より有用なアドバイスを引き出すことができます。そもそも漠然とした質問には、漠然としか答えられないので、何かを得たいならしっかり丁寧に質問しましょう。
深掘りする力：表面的な回答で満足せず、さらに詳細な情報や背景を求めることで、理解を深めることができます。アドバイスをもらって「わかりましたか？」と聞かれた時に、「なんとなく」と答える人がいますが、「なんとなく」と答えるのは相手に失礼ですし、そもそも全く落とし込めていません。遠慮せずに何度も聞いていきましょう。
連続的な質問をする力：一つの質問に対する回答を基に、次の質問を組み立てることで、論理的な思考を促進し、より深い理解を得ることができます。想像力を向上させるトレーニングにもなりますね。

読解力とは？

では次に読解力とはなんでしょうか。これは、受け取った情報を正確に理解し、適切に解釈する能力のことです。これには以下のスキルが含まれます。

要点をつかむ力：長文のテキストや複雑な説明から重要なポイントを抜き出し、全体像を理解する力です。今はSNSで短文や画像で情報を得ることに慣れてしまっているので、長文になると要点がつかめなくなる人が多いようです。
背景知識を活用する力：既存の知識や経験を基に、新しい情報をより効果的に理解し、応用する能力です。普段から自分の知っていることがすべて正しいことだと思い込んだり、「知らないこと=怪しいこと」と決めつけたりしない考えを持つことが大切ですね。
批判的思考力：受け取った情報を疑問視し、根拠や論理性を評価することで、信頼性の高い情報を選別する力です。特に書籍のタイトルを見れば、「どっちが正しいの？」と惑わされるものが多くありますが、その主張をする根拠が必ず書かれています。しっかり読み込む力をつけていきましょう。

質問力と読解力を高める具体的な方法

では、具体的にどのように質問力と読解力を向上させることができるのでしょうか。以下にいくつかの方法を紹介します。

フレームワークを活用する

質問をする際にフレームワークを活用すると、論理的で体系的な質問を組み立てることができます。例えば、5W1H（Who, What, When, Where, Why, How）を使って質問を構築すると、具体的で明確な質問を作成することができます。

アクティブリスニングを実践する

相手の話をただ聞くだけでなく、積極的に聴くことを意識しましょう。これには、相手の話を要約したり、確認のための質問をしたりすることが含まれます。アクティブリスニングを実践することで、相手の意図や背景をより深く理解することができます。

メタ認知を活用する

メタ認知とは、自分の思考過程を認識し、コントロールする能力のことです。自分がどのように情報を理解し、どの部分で困難を感じているのかを把握することで、効果的な質問をすることができます。また、読解力を高めるためには、自分の理解度を自己評価し、必要に応じて学習方法を調整することが重要です。
ちなみに私は、10年くらいの舞台役者経験があるのですが、この経験をとおして「メタ認知」を“実感”しました。いつも感情的になってしまう方は、ここが難しいかもしれませんが、読解力を高めるためには必要です。

PDCAを高速で回す

質問力と読解力は一朝一夕で身につくものではありませんし、「よし、質問力を上げよう！」とするのではなく、アドバイスをもらったらなるべく早く実践し、それを振り返ったり、アドバイスをしてくれた人に報告をしたりします。そこでようやく自分の質問力や読解力のレベルに気づけます。
反対に、アドバイスをただもらうだけで終わってしまう人は、自分の質問力や読解力のなさに気づきませんから、それ以上上げることも難しいでしょう。