アロマトリートメントや足つぼ、フェイシャルにロミロミ…数々のリラクゼーションサロンがあり、いまや自宅サロンという選択肢も珍しくなくなりました。お客様も路面店ではなく、マンションの一室で開かれているサロンに行くことに抵抗がなくなっています。
ということは、どのサロンに行こうか選択肢が増えているのが現状なんですね。だからこそ、リラクゼーションサロンを始めるのであれば、ブログを開設することを私はオススメします。
インスタでサロンの写真を紹介する、施術の様子をリールで見せる…そんな方法も効果的です。見てわかるものは画像が一番わかりやすいですよね。それでも私がブログは必要だと思う理由を3つにまとめました。
相性の良いお客様と出会える
言葉のチョイスや語尾などで、なんとなくでも書き手の人柄が出ますよね。ちょっと小ネタを挟む人もいますし、合間に挟まれる画像でも好みが垣間見れると思いませんか。
リラクゼーションサロンを開業したなら(大きな店舗を構えて最初から従業員を雇うのでなければ)、誰がサロンに来られても100%あなたが担当するはずです。ということは、あなた自身が未来のお客様に好かれる必要があります。
例えばアロマトリートメントを受けたいと思っているお客様がいたとして、サロンを検索してみたら、いくつか見つけられるはずです。いまどき、たった1店舗しかないというエリアはそうそうないかと思います。もちろん、料金や営業時間なども考慮されますが、「どんな人がやっているのか」という、いわば属人的要素は重要なチェック項目です。
それをサロンの画像や施術の様子だけでなく、言葉で表現することであなたらしさを魅せることができます。あなたにとってもご自身と相性のいいお客様に来てもらいたいはずです。
有形商品であれば物が売れればそれでOKかもしれませんが、リラクゼーションサロンのように人の身体に触れるサービスは過度に緊張した空気感ではいいサービスを提供できません。お客様にとってもセラピストにとっても、予約の前に人柄がわかる(伝わる)というのはとても大切なことなんです。
恐らく逆の立場になってみたら、イメージしやすいかと思います。これは受けてみたい!と思うサービスを見つけたとして、次に「で、どんな人がやっているのかな」と確認するはずです。できれば顔も見ておきたいし、やさしそうな人なのか、厳しめの人なのか、事前にわかっていることが多ければ多いほど安心できますよね。
動線設計がわりとラク
リラクゼーションサロンをオープンするとなったときに、多くのセラピストが「インスタを頑張って投稿しよう!」とおっしゃいます。それ自体は全く間違っていません。どんどん投稿して行ってください。
ただ、気をつけなければならないのは、動線設計です。ひとつの投稿を目にして興味を持ってくださった方が、次にどんな行動をとられるかイメージできていますでしょか。プロフィール欄に移動して、そこに貼ってあるリンクをタップしてもらいたいところですが、そこには何のリンクが貼ってありますか。複数のリンクがある場合、迷わないようにしていますか。ハードルを上げるようなリンクを貼っていませんか。
SNSを広告宣伝として活用する際にしっかり考えなければならないのが動線設計です。ここを間違えると、SNSのフォロワーは触れるけど、サロンの予約がそれに比例していないということになりかねません。
一方でブログを書くことで、その動線設計は随分ラクになります。そもそもブログはホームページ内に設置されていることがほとんどですから、ブログを育てることであなたのサロンのホームページも読まれやすくなる(検索されやすくなる)ということに繋がります。(もちろん、ただ書けばいいわけではなく、ここでも動線を無視することはありませんが)
自走してくれるようになる
インスタやXなどのSNSには基本的に最新情報が載っていますし、見る人も最新情報を探しに来ています。地震の情報や電車の遅延情報などもXでわかるようになりましたよね。
ちなみに私がよく行くカフェは毎月お休みの日に丸をつけたカレンダーを投稿されているので、営業時間の最新情報が常にチェックできます。
そんな中で私がブログを勧める理由は、お役立ち情報をためておけるからです。リラクゼーションサロンの中でも何かしらの体質改善や不調にアプローチすることを謳っているようなサロンの場合、お客様は「ここで大丈夫なのか」とじっくり調べてから予約するかどうかを決められます。最新情報だけでは不安なんですよね。
ブログを丁寧に書き続けると、それは何年経っても読まれます。私の場合は2017年に書いたブログが未だに読まれ続けているんです。こうなってくると、こまめにブログを投稿できなくても問題なくなってきます。最初は漕ぎ出す自転車のように馬力がいりますが、ある程度の記事数がたまれば、それが資産となり、あなたの代わりにネット上で丁寧な接客と営業をしてくれるようになりますよ。
まとめ
私自身が2016年に腸もみのサロンで開業しました。今でこそ「腸活って大事だよね」と言ってもらえますが、当時は「なんで腸なの?マニアックだね」と笑われたこともあります。それでもお客様は遠方からでも来てくださいました。探している人には届いたのです。
その後、腸セラピスト養成スクールを開講しました。こちらもブログでの広報活動をしていたら、それこそ北海道から九州と全国から「受講したいです」と来てくださいました。みなさん、ブログをしっかりと読んで他社と比較した上で決めてくださったので、気持ちの良いお付き合いができました。
大勢のお客様に来てほしい、けれどもやっぱり、ひとりの人に長く通ってほしいですよね。だからこそ、ブログがいいんです。SNSより文章量が長くなるので、言語力も身につきますよ。
ブログの書き方がわからないセラピストさんには、レッスンをご用意しております。こちらからご覧ください。