自社のホームページを設置しているものの、お申し込みやお問い合わせが思うように入らないと感じると、不安になってしまいますよね。SNSのアカウントと違って、ホームページには(料金はピンキリですが)維持費がかかりますから、集客装置として稼働させたいものです。
この記事では、ホームページにお問い合わせが来ないなと感じたら見直すべきポイントをまとめています。私自身は起業当初は完全無料で作れる簡易的なサイトを使って集客してきました。今はこのサイト以外にも別の事業でのホームページで集客できておりますので経験を含めつつ、「私だからできたこと」「たまたまできたこと」ではなく、SEO対策の世界では基本といえる部分をわかりやすくお伝えします。
お問い合わせが増えない原因
ホームページを設置してもお問い合わせが増えない原因というのはいくつかあります。

そもそも訪問者数が少ない
お問い合わせいただくためは、そもそもホームページを見に来てくれる方がある程度の人数が必要です。「ホームページを見て問い合わせてもらう」というのが「ネット上の集客」と言い換えることができ、集客というのは確率論だからです(ご提案内容が相手にとって最適なものであることが大前提ですが)。
業界や「お問い合わせ」なのか「申し込み」なのか、その価格はいくらなのかでも異なりますが、ざっくり申し上げて、成約数は1~2%といわれます。繰り返しますが、無料(低単価)のイベントや商品などであれば、もっと成約数は上げられますが、それにしても、ホームページ訪問者数(母数)が必要であることは間違いありません。
あなたのホームページは、今の時点で1日にどれくらい見られていますか。お問い合わせや申し込みの件数を獲得するためにも、まずはこの人数をチェックしておきましょう。
問い合わせたくなるほど意欲が高まっていない
ある程度の人数の人があなたのホームページに訪れているのにもかかわらず、お問い合わせや申し込みが入らないのであれば、おそらく読者はこのように思ったかもしれません。
「なんだか、思ったのと違う」と。
ネットで検索し、あなたのホームページにたどり着いたということは、読者が検索バーに入力したキーワードと、あなたが発信していた何らかのキーワードが一致していたということなので、ここまではOKなのですが、そこで止まってしまった理由はいくつか考えられます。
- どこにでも書いてあるようなことしか記載がなかった
- 文章が短すぎて、得たい情報がなかった
- 文章が長い割に工夫がされていないので、読みづらかった
細かいことは探らなければわかりませんが、この3つのうち1つでも該当すれば読者は離脱してしまいます。
大事なのは、普段の(オフラインの)お仕事で接客や営業をするように、オンラインでも丁寧に伝えていく姿勢を心がけることです。オンラインだからといってそれ以外と何かが変わることはありません。いつもどおりのあなたのお仕事の姿勢を思い出してください。

お問い合わせフォームが最適ではない
意外と見落としがちなのが、お問い合わせフォームです。このようなことが当てはまらないか、チェックしてください。
- お問い合わせフォームがどこにあるかわかりづらい
- 郵送物の請求でもないのに住所入力欄がある(今聞かなくてもいいことを聞いている)
- これを送信すれば営業電話がかかってくるなと感じさせる
また、個人事業主さんのホームページで時々見られるのが、「ご不明な点はお問い合わせください」というものすごくざっくりとした一言が添えられているパターンがあります。
ホームページはネット上での「看板」ではなく、もう接客や営業が始まっているも同然なので、興味があればそちらから聞いてください」というスタンスだと離脱につながります。なるべく丁寧な説明を心がけましょう。
例えば全く料金が出ていなければ見当がつかなさすぎるので、明瞭なところはないかなと他を探すかも知れません。依頼内容によって料金が異なるにしても、例えば「基本料金」という言葉で「最低でもこの価格ですよ」というのだったり、15万円~25万円の間で内容に応じて…というふうに幅を見せる方法もあります。「詳細はお見積を…」という文言を入れて、トラブルを避ける方法は幾通りもあります。
やはり、購入する側になってイメージすると、全く金額が掲載されていないホームページよりは、予算に合うかどうかを検討できるホームページに頼みたいと思うものではないでしょうか。
お問い合わせが増える方法
では、お問い合わせが増える方法をいくつかご紹介しますので、まだ取り組んでいないものがあれば参考にしてみてください。

お役立ち記事を書く
これは「ホームページ訪問者数を増やす」に直結する方法です。
あなたがネット検索するときを思い出していただきたいのですが、「購入する」と決めて検索するときと「調べ物をする」という意図で検索するときとであれば、後者の方が断然回数が多いのではないでしょうか。これは仕事時間に限らず、朝から晩まで、それこそ電車で移動しているときなんてまさに「情報を取りに行っている」ときが多いと思います。
ダイレクトに購入するであろう方だけに向けて発信するのではなく、購入につながるかはわからないけれど、まずは役に立つ情報を発信しようという気持ちで記事(ブログ)を書いてください。
読者が多いホームページは、ますます多くの人の目にとまりやすくなっています。また、情報を得ただけの読者も、どこかのタイミングでお問い合わせや購入につながる可能性も当然ゼロではありません。そのためにも「わかりやすいなぁ」「これを読んだら解決した!」と思ってもらえるような情報を提供していきましょう。
わかりやすいお問い合わせフォーム設置
小さいボタンや、探さなければわかりにくいところに設置しているボタンは、今すぐ見やすくします。
また「お問い合わせはこちら」とするよりも、「資料のご請求はこちらから」とか「無料相談のご予約はこちらから」というふうに、どんな行動を取ってほしいのかをそのまま書いていきます。
そしてそのフォーム送信後は、どのような流れになるのかも明記しておくと丁寧な印象を持ってもらえます。例えば「資料はPDFでお送りします」とか「42時間以内にメールにてお返事します」という具合にです。

ちなみに・・・「電話での返答を希望する/メールでの返答を希望する」という欄があったので、「メール」の方にチェックを入れて問い合わせをしたのにもかかわらず、何度も電話をかけてきたところがありました。もうこれだけで「他を当たってみよう」という気持ちになってしまったことを、今思い出しました。
まとめ
ホームページを設置したらそれでお客様が来てくださるというわけではありません。新旧さまざまなホームページがあふれかえっているネットという大海原で、あなたのところにたどり着き、さらには問い合わせてみよう!とアクションを起こしていただけるのはとてもありがたいことであり、簡単なことではありません。
とはいえ、一部の限られた人にしかできないことでもないし、業者に大金を払って検索順位を上げてもらうなんていう時代もとっくに終わっています(この手の営業、めちゃくちゃ多くなかったですか?しかもそれを電話営業してきたのがなんとも皮肉のようで面白かった…)。
その業界・業種のプロであるあなたが、お客様のことをいちばんよくおわかりになっているはずですから、なるべく多くの人に見つけてもらって、ホームページをフル活用していきましょう!
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