コロナで自粛モードになっているときは、完全予約制のサロン(他のお客様と出会うことがないサロン)でも、利用するお客様はやはり減りました。私もサロンを経営する立場としても、アロマトリートメントやもみほぐし、タイ古式マッサージが好きでサロンに行く立場としても、実感しております。
では、コロナ明けは客足が戻ったのかという調査が行われました。セラピストなら誰もが知る「ホットペッパービューティー」の「ホットペッパービューティーアカデミー」が、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、過去1年間におけるリラクゼーションサロンの利用に関する実態調査を実施しています。
- サロン利用率は男女差がほぼなくなり、ここ2年で男性の【脱衣の施術】利用率が増加。
- 男女の【着衣の施術】、女性の【脱衣の施術】の1回あたり利用金額がここ5年で最高額。
- 男女の「ヘッドスパ・ドライスパ」の利用率が2年連続で増加。
リラクゼーションサロンの市場規模は3674億円で、2年連続拡大。コロナ禍で大きく落ち込んだ【脱衣の施術】が復調の傾向 | 株式会社リクルートのプレスリリース (prtimes.jp)より
サロンの利用状況
リンク先のプレスリリースを元に、サロンの利用状況を見ていきます(プレスリリースを読んでもらったら一目瞭然ですが笑)。調査では男性の回答もありますが、この記事では女性に絞って話を進めていきますね。
利用金額と来店頻度
プレスリリースにも記載がありますが、ここからは1回あたりの利用金額に注目したいと思います。
着衣の施術の平均金額は5,000円、脱衣の施術の平均金額は6,750円とのことです(女性の場合/男性はもう少し下がります)。平均なので、当然これ以上の金額もありますし、私も時々ホットペッパービューティーで検索すると、1万円以上のメニューが並ぶサロンも少なくありません。
一方で、ホットペッパービューティーに載っているメニューはよく「初回限定!」として通常より安くしたメニューもかなり見受けられますので、ダイレクトにサロンのホームページなどにアクセスするのではなく、ホットペッパービューティー経由であれば、やや平均金額も下がるのかなと想像します。
この調査で出ているように、着衣の施術・脱衣の施術の平均金額がご覧の通り(平均5,800円)になっていて、次に年間利用回数が出ています。ここでは女性に限定して話を進めますね。
LTV(ライフタイムバリュー)
着衣の施術の場合は年間6.05回、脱衣の施術の場合は年間3.83回。ということは、1人が1年間で、1か所のサロンで支払う金額はこのようになります。
サロン経営を続けるためには、単価アップをしなければと思いがちですが、1人のお客様が年間どれだけサロンに来てくださるか(LTV=ライフタイムバリュー)を考えると、サロン経営に欠かせないのは目先の単価アップだけではありませんね。
施術以外の選択肢を持つ
一方で、この調査結果からサロンで使う平均金額が見えてきたところで、私からは「施術以外の選択肢も」をご提案します。具体的にはセルフケアレッスンとか、知識を身につける講座のようなものです。
1回90分程度で完結するものから、数日に渡って受講して頂く必要のあるものも出てくるかもしれません。お客様のニーズやレベルに合わせてレッスンや講座を用意しておくと、サロンやセラピストのファンになってくださったり(来店頻度が増える!)、単純に単価がアップしたりします。
一番いいのは、お客様がセルフケアを行ったり知識を得ることで、施術効果との相乗効果が期待できる点ですね。
ビースマートでは、セラピストが施術しかできない状態から、講座やレッスンも開講できるようにサポートさせていただきます。というのも、私自身が現役セラピストであり、セラピスト養成スクールの講師であり、スクール卒業生の講座制作にも携わってきた経験がありますので、同じ目線でお客様に喜ばれる講座を作ることができます。
興味がある方はこちらをご覧ください。